これも実話です
数年前?2年前?の年末のお話です。いや~、本当に難儀しました。パトカーがアイキャッチ画像になっていますが物騒なお話ではありませんので、最後までお読み頂けると嬉しいです。この話も数人の方はご存知です。
【午前3時頃】
私は毎日といっていい程、ヒデキの曲を聴きながら近所のコンビニへ行きます。そうですねえ、午前3時~4時位の間でしょうか。「女性一人で大丈夫?」と思われる方も中にはいらっしゃるでしょう。ヤ〇キー座りのお兄さん達、いつも数人で屯されています。私は横目でチラッと見て「今日もいてはるわあ」です。
ご安心下さい。全身ブラック、上下ジャージ、深夜でもブラックの帽子にマスク。どなたも寄って来ません。と言いましょうか誰もこんな怪しい者には声もかけらないでしょう。
【大阪府警】
私が車を降りようとしたその瞬間です。年末なので府警も稼ぎ時です。どこに潜んでいたのか分からないのですが、警官がやって来ました。
警「運転手さん、ちょっと降りてきてくれる?」
私「なんですか?」
警「ええから降りてきて~な」
私は「偉そうやな…ブツブツ」と思いながらも車を降りました。
【仁義なき戦い・警官篇】
警「あのねえ、お宅、なんか飲んではります?」
私「何も飲んでませんよ」
警「そうかなあ。この駐車の仕方はどない考えてもおかしい!」
ええ、そりゃそうでしょうとも。メチャクチャ斜めっていましたからね。
どれだけ私がバック駐車が下手なのかをご存知ない大阪府警の警官。
自分でも「これはちょっとアレやなあ。まあええか。夜中やし」と思ったのが大間違いでしたねえ。
【仁義なき戦い・次は婦警篇】
ここからが警官と婦警相手です。正に死闘編です。警「○○さーん、ちょっとちょっと」と今度は一緒に警邏中の婦警を呼びました。
警「この人ね、ちょっとおかしいねん。○○さん話聞いてあげて」
心の中で私は叫びました。「おかしいのは自分でもわかっとる!指摘されんでもわかっとるわ!」
本当にね、何なんでしょうか。この人たちは。それとも私を本物の忍者だと思ったのでしょうか。
その内二人でコショコショと内緒話をし出しました。
私はこの時初めて「職務質問」されていると気付きました。え?遅いですか?
【仁義なき戦い・忍者の実力編】
婦「○○さん、ちょっと腕をだしてもらえるかなあ」
私「はあ?」
婦「だ~か~ら~、腕!」(警官も一緒になって頷いている状態)
さあ、ここから忍者の反撃が始まります。忍者怒り心頭です。
「え?私が何かしてるとでも思ってんの?」
「ええよ!血でも尿検査でもなんでもするで!」
警官・婦警揃って怯む。怯んだすきに付け込む忍者。それでこそ実力者!
「はよ何の検査でもええからしてーな!」
警「あ、あの~、免許証確認したいんですけど」
私は水戸黄門の黄門さまが…あれ?助さん?格さん?が印籠を出すように。
「私はなあ、こう見えてゴールドやねん!ゴールドやけど運転も駐車もメチャクチャ下手くそやねん!」
印籠の効き目は大きかったです。「申し訳ありませんでした!」・・・遅いわ!
【まとめ】
「そういう目で見られた」というのが頭に来ていた忍者。力任せに運転席のドアを思いっ切り閉めました。バーーーンッと。
その勢いで私の右腕の肘に当たり、涙がちょちょ切れるくらい痛くてハンドルに顔を埋めました。
肘は痛かったですけど、そこは絶対に「痛い」というところを見せませんでした。
すると何を勘違いしたのか警官・婦警は「敬礼!」と叫んでいました。
警官
申し訳ありませんでした!!!敬礼!!!
別にぃ(ここはエリ〇様風に)、これから気ぃ付けてな!
管理人
皆さんも気を付けて下さいね。普通そんな目には遭わない?ごもっともでございます。
痛いながらもヒデキの曲を聴きながら帰宅した忍者でした。そして何故だかヤン〇ーのお兄さん方に拍手喝采を浴びるのでした。
了。